GHOST OF TSUSHIMAの基本情報
- メーカー:ソニーインタラクティブエンターテインメント
- 発売日:2020.07.17
- ハード:PS4
- 価格等:税別6900円
- ジャンル:アクション
- クロスレビュー(40点中):40点
(プラチナ35点以上、ゴールド32~34点、シルバー30~31点)
GHOST OF TSUSHIMAの内容
武士の道から外れ、邪道に落ちた兵「冥人(くろうど)」となれ
文永(十三世紀後半)、モンゴル帝国(大元)は東方世界の征服をもくろみ、立ちふさがるすべての国を蹂躙していた。
東の果て、日本に侵攻すべく編成された元軍の大船団を率いるのは、冷酷にして狡猾な智将、コトゥン・ハーン。ハーンは、侵攻の足掛かりとして対馬に上陸する。
これを防ぐべく集結した対馬の武士団は、初めて見る元軍の兵略によって初戦で壊滅。島はたちまち侵略の炎に包まれる。
だが、かろうじて生き延びた一人の武士がいた。
境井 仁(さかい じん)。
仁は、境井家の最後の生き残りとして、たとえ侍の道に反した戦い方に手を染めることになっても対馬の民を守ろうと決意する。冥府から蘇った者「冥人(くろうど)」として、あらゆる手段を使って故郷を敵の手から取り戻すのだ。
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レビュー・評価
ファミ通のクロスレビューと、一般の方が実際にプレイして投稿したレビューを参考にしてみましょう。
ファミ通クロスレビューはこちら
ファミ通クロスレビューは引用禁止のため、ホームページから内容をご覧ください。
Amazonに投稿されたレビュー
ファミ通のクロスレビューの評価では40点満点を獲得し、プラチナ殿堂入りとなっていますが、Amazonに投稿されたレビューと評価の分布は以下のようになっています。
(2020年9月執筆時点)
通販サイトのAmazonでは2735件のレビューのうち、☆5評価が84%となっており、おおむね満足していると思われる☆4評価まで含めると☆4~5評価が95%となっています。
ファミ通クロスレビューように万人にとって満点ではないものの、これだけのユーザーに高評価をもらえているのは素晴らしいの一言だと思います。
それでは具体的にどのような口コミが投稿されているのかをいくつか紹介したいと思います。
プレイを迷っている方にとっては、購入するか否かの大きな参考になるのではないでしょうか。
ここで紹介したレビュー以外にも、多くのレビューが投稿されているので、ぜひみなさんも実際に調べてみてください。
☆1レビュー
- 不安材料見つけにここへたどり着いただろう。大丈夫だ。心配しなくても、最高のゲームだ。
- 単刀直入に言います。このゲームはSEKIROとは根本的に別ジャンルです!
今作は、隻狼のようにゲーム性を重視する作品ではなく、世界観を重視する作品となっています。
SEKIRO(以下隻狼と記す)と期待して買うと後悔すると思いますので、ご注意を!発売前から期待の声が多く、隻狼みたいなゲームって聞いて特に事前情報なしで購入しました。
結果、見事に裏切られました。感覚としては、見た目がフォーオナーのシェンムーに近いかなと思いました。
村を歩き回って草を毟ったりその辺の住民を助けたりしてしながらメインストーリーを進める感じです。以下ネタバレ控えて追記しています。プレイした感想を思いつくがままに書きました。
【いいところ】
・グラフィックがリアル
延期に延期を重ねた今作、流石にグラフィックのクオリティは抜群に良かった!!リアルすぎるってくらい綺麗
・難易度設定が親切
易しい、普通、難しいと選べて、攻撃とかも自動追尾してくれる機能もある。難しいを選ぶと死にゲーになる。
・デザインがいい
和風のデザインで親しみやすいし、色のセンスがとても良かった。見た目は隻狼というよりフォーオナーに近い感じがした。
・臨場感
このゲーム環境音がとてもしっかりしていて、グラのリアルさとも相まって世界観はよく表現されている。まるで映画を見てるような感覚を味わえる。
・ステルスパート
動作の感覚としてはアサシンクリードに近い感じがする。爆竹や煙玉など、選択の幅が広く、また隻狼にはない弓のアクションも楽しめる(仁王か?笑)
・成長システム
個人的にこれが、他のゲームとの差別化ポイントで一番楽しい部分。スキルは、ツリー形式で、侍(刀を使う戦闘)と冥人(ステルス)がある。侍スキルは「刀の型」によって異なり、特定の敵に対して使い分けると、とても有利に戦える。これは仁王の上中下段に近く、型によって構えやモーションが変化するので視覚的にも飽きない。物語進めると、奥義も使えるようになる。(仁王か?笑)
・フォトモード搭載
カラーのスクショも撮れるし、黑澤モード(白黒モード)にすれば時代劇のようなスクショも撮れる【気になったところ】
・カメラ
視点が近い!!近すぎるから視界が狭いし、やりづらい。このゲームは基本、キャラクターは常に画面の左にいる。戦闘中は真ん中の方に寄ってくるけど、やっぱりちょっと左寄り...TPSじゃないから意外と見辛い。
・ムービースキップできない
・バトル
バトルは隻狼とは根本的に違う!!隻狼みたいな剣劇はなく、今作は独自のシステムを採用されていて、殺陣のような演出というかな?が今作の特徴。敵を倒して気力ゲージを稼ぐシステムで回復も気力ゲージを消費する。回復も沢山できないし動きはもっさりで、敵倒しても爽快感はない。
隻狼のバトルはモーションだけでなく、チャンバラの音までリズミカルで楽しいのに対して、今作は音がリアル寄りで音があまりしまい。抜刀、納刀の時の「チャキーン」みたいな音もしない。
・BGMが隻狼より遥かに劣っている
和の旋律としてはとてもよく表現されてるけど、隻狼のBGMのように、オーケストラと和楽器の融合による壮大な世界観の演出もなければ、奮い立たされると同時に切なさも感じさせる繊細な表現もない。
・マップが単調
オープンワールドはとても嬉しいけど、マップが広すぎてずっと同じお花畑見せられる。これは多分UI表示が少ないせいだと思う。目的地の表示がないから、視線はやたら周囲の環境を見てるから余計時間の流れが遅く感じてしまう。
マップは大地が無限に広がるような壮大さはあるものの、平面に止まっており、隻狼みたいに立体的な構造はあまりない。また、縦横無尽に飛び回れるワイヤーアクションもないので、爽快感はやはり隻狼より遜色。総評としては、隻狼と比べなければ面白いです。
なので隻狼のような剣劇アクションに拘らない方、映画を見たい方、シェンムーやウィッチャーのようにゆったりライフを広大なフィールドとともに楽しみたい方にはおすすめの一作です。
長くなりましたが、ご参考になれば幸いです。
- PVの戦闘シーンから怪しさがプンプンしてたが見事に的中した。とにかく気になったのが1つ1つの挙動の不自然さ。
刀を構えながら移動する時は一昔前のゲームみたいなカクカク移動だ
走る時、ジャンプする時のもっさり感、綺麗な映像で誤魔化しているが所々に荒が目立つ。 - アクションの爽快感がなく少し斬られただけで死ぬなどバランスが悪いのは
つまらないと感じた。
また、マップは無駄に広くミニマップもなくキャラも世界観も地味で、
ストーリーも盛り上がりがなく同じようなクエストばかりで単調すぎると思った。
☆2レビュー
- 良いところ
オープンワールドとは思えないほどロードが早くストレスが無い。(PS4Pro+内臓SSDを使用)
海外のゲームメーカーが作ったとは思えないほど日本の時代劇っぽさが表現されており、
難しい操作も必要なくかっこいいプレイができて、アクションも爽快感がありチャンバラも楽しい。…ただそれも最初だけ。
悪いところ
とにかく単調
ストーリーが進むにつれてプレイヤーができることの幅が序盤とほぼ変わらない。技が少し増えるのとマップが変わるだけで、クエスト開始→移動→敵を殲滅→クエスト終了
最初から最後までこの繰り返し。メインストーリーやサブストーリーもあるが代わり映えしない。
オープンワールドの対馬をとてもきれいに表現されていて、移動も観光しているようで楽しいが、それも最初だけで、だんだんクエスト開始場所までの移動が面倒に。ファストトラベルの場所が多くあるのでましだが。
ほかにも
・建物の中も丁寧に作られているが探索する面白みが無い(基本的に武器防具の強化素材があるだけ)
・ムービーのスキップ機能がない
・暗いシーンがとにかく見えにくい
などなど気になる点がいくつか。
映像美や演出などこだわっているようだが、ゲームとしての楽しさはそれほどでもない。
Amazonでの評価は高いようだが、現在ゲーム後半くらいまで進めた感じだと、いくつかあるほかのオープンワールドゲーと比べると退屈。 - ホライゾンにどハマりしてる時にグラフィックに惚れて予約ダウンロード購入。
開始30分、戦闘時の動きの不自然さが受け入れられず中断。
ソフト購入であれば売れたのに残念至極。
- トロコンまでした感想ですが正直期待してたより大分微妙でした。
まず侍ではなく完全に忍者です、戦闘も暗具が強すぎるせいで刀を使うより圧倒的に楽です。
開発者がすぐ死ぬと言ってましたがすぐ回復出来るので全く問題はありません。序盤は弓がウザいので弓弾きを最初に取ったほうがいいです。フィールドは広いですが特に意外な発見はないですし何かあれば鳥が勝手に案内してくれますので自分で何かを発見する喜びは少ないです。
昔の日本を意識しているから景色もほぼ一緒でマンネリ気味になります、一応四季の様な表現はありますが全く気にならないです。
クリア後もやる事は収集系くらいで繰り返し遊ぶにはきついです、その収集も結局すべてガイドで探すだけのものです。海外の方から見れば日本で侍?というだけで楽しめるかも知れません。(とはいえクリアした海外の方ももう殆どプレイしていませんが・・・)日本人からみたら殆ど和の部分が感じられません。
日本というよりパラレルなアジアという印象を受けます、せめて敵は蒙古じゃなく日本人同士の物語ならまだ良かったかもしれません。普段から海外のOWをやらない方には高評価なのも理解できます、しかしこれより質の良い作品は幾つもありますのでこれをきっかけにプレイしてもらいたいです。
期待してた作品だけに非常に残念です。
☆3レビュー
- 何かパルクールも戦闘も他のゲームで同じような物が有って既にプレイしたような感じ、
それなりに期待してたからちょっと拍子抜け、もうちょっと他のゲームに無い独自性が有れば良かった
UBIとかがお得意の文章等収集も要らなかったし他に力入れて欲しかった
ターゲットロックオン出来なかったりカメラワークが遅かったり不満も多少あり、
画像はとても美しいが、キャラがどうも劇画タッチというか人形みたいで、もうちょっと魅力的に描けなかったんだろうか、そこまで難しくは無いので,SEKIROの様な心配は無いと思う(比べるまでもない)
神ゲーという意見には、個人的には同意は出来ない、グラフィックはこだわりのあるきれいな、それでいて普通のゲームといった感想です、個人的には大昔のゲームだけど鬼武者1、2の方がプレイした時の衝撃は大きかったかな追記
星5の高レビュー 312レビューをAMAZON購入したかどうか絞ると、3分の2くらいは無購入
不自然な神ゲー連呼うーん、このゲームの良い所って?、グラだけしか思いつかない、
カメラワークは致命的に悪いし(戦闘についていかなかったり、屋内やちょっとしたオブジェで遮られて視認できなくなる)、
和歌を詠む、温泉に入るといったミニゲーム?のどこがおもしろいのか?、
マップは無駄が多く、標高差をつけるのは良いとして視認しづらかったり方向が分かりづらかったり、
はっきり言うとあっさりしすぎ、淡泊、飽きる
ゲーム経験豊富な方程、飽きると思うAMAZONは購入者以外のレビューは出来ない様するべきだと思う、あまりにもレビュー評価と自分がプレイした感想がかけ離れている事が多すぎる、メーカーに消費者の声が届かないなら改善される事は無いし、ク○ゲーメーカーがこれからも安泰というのが続くのだろう
- まず、いいところはグラフィックです。とにかく綺麗です。紫陽花やもみじ、田園風景など日本の古き良き自然が美しく表現されています。
そして、対馬全体を舞台とした広大なオープンワールド。散策のしがいがあります。
ここからが悪い点ですが、オープンワールドの割には自由度が極めて低い。
まず、蒙古から部落を解放したり、仲間を手伝うなどほぼ戦うお使いばかりです。
メインストーリーとサブストーリーがありますが、メインストーリーは一つに決まっており、自分でストーリーを様々に選択できるわけではありません。
あと、ここまで広大な世界のわりに、
・家やゲルなど建物散策の楽しさがほぼないこと。建物でできることは1・2個の物資を得れるくらい。
・ほとんどのNPCと話せない。
・扱える道具が非常に少ない。
なんか自分で色々やってるという感じがなく、ほぼ戦いに明け暮れるだけのお話で、非常に単調でやっててだんだん飽きてきます。
そして、絶望的なのが視点。第三者視点のみで、自分の目で見た一人称視点がない。これ戦闘の時非常に不便です。しかもこの第三者の視点安定性がなさすぎる。戦闘重視のゲームなのにここをなぜ固定してしまったのか非常に不思議です。
あと話を飛ばすことができないのもかなりきついです。否応なく全部会話をいちいち見せられるのかなり苦痛です。その辺の自由度もなぜ奪ってしまったのか不思議です。
期待していたような自由度がほぼなく、日本の古き良き時代を鑑賞するためのゲームでした。
- 侍とか忍者ゲー好きなので即予約しましたが思ってた程ではなさそうです。
動画見てた分ではアサクリ系かと思いましたがどっちかと言うとウィッチャー系かな?と感じました。
映像は綺麗だし音もホームシアター対応してるので雰囲気は良いです。声優陣も豪華そうな印象です。ストーリーを楽しむ分には良いかと思いますが今のところアクションにワクワク感を感じません。ストーリーを進めて技を覚えていけばまた印象は変わるかもしれませんので後程追記したいと思います。(追記)
大分慣れてきました。やはりアサクリと同じく暗殺の方が安定しますね。しかし暗殺ばかりだと通常の戦闘が苦手になり強制の護衛ミッションが苦手になる可能性もあるので通常の戦闘も慣れなくてはいけません。良いところ
やはり景色が綺麗。
自由度高め(アサクリ程ではないけど)悪いところ
戦闘が見にくい。建物の中とか最悪です。敵が見えなくなるとかやめてほしい。
ロックオンないから空振る。ロックオンないならざっくりでオートロックオンしておくれ。明後日の方向切る侍はいないでしょう。総合的に見ると良いゲームですが何年も前から期待していただけにちょっとガッカリな印象になってしまいました。あと主人公を武骨なりにもっとカッコよくして欲しかったな。
☆4レビュー
- 前評判の高さ、作り込まれたPRから、面白そうな雰囲気が伝わってくるものの、オープンワールドのゲームは大分出てますからね。
始めて1時間くらいやりましたが、そこまで目新しいものはあんまり感じないですね。
1番がっかりするのは、映像のしょぼさですね。テクスチャ弱い…木で作られた柵なんて、ズタボロで当たり前なのに、ホームセンターで買ってきたのかって思うくらい新品の柵がついてたりするのは、萎えますね。
ウィッチャー、ホライゾンゼロドーン、アサシンクリードオデッセイのがずっといい。ラスアス2とは比べものにならないほどのしょぼさです。仁王2ですらもっと綺麗に見えます。
ライティングはきれいです。また、空、風の様子はきれいです。でも全体的に期待は裏切られるレベルですね。
アクションは独特。ロックオンできないのが意味不明。3人とか来たらとっても困る。
殺陣は素晴らしいと思う。足さばきとか、体の動きも、今まで見たゲームの中では1番美しいかなと。隻狼よりも綺麗かな。
刀の音も素敵。ズバッという感覚がよいと思う。まあでもそれだけかな…
時間を忘れるほどはまるかと言われたら、微妙かな…あと、主人公の顔が、なんかちょっと誰かに似てる気がして、いまいち気持ち的に盛り上がらないですね…
武士の挟持はかっこいいですけどね。
追記
10時間くらいやりました。
探索を進めると割と簡単に強くなっていきます。やはりキャラが強くなっていくのは楽しいです。建築物などはじめは気になりましたが、あまり気にならなくなってきました。
というのも、この島に生きている人たちのバックボーンなどが、サブイベントなどを進めていくとどんどん分かってきたからです。人々の言葉遣い、主人公の生き方など、見ていて楽しめる雰囲気になってきました。拠点攻めは、アサシンクリードオデッセイに似ていて、かなり楽しいミッションですね。
それから、声優さんの演技…素晴らしいですね。
- この作品で少し不安だったのはインファマスを出掛けたサッカーパンチという米国にあるゲーム開発社で外国人が日本人らしさ侍らしさを描写できるかでした。
ゲームのキャラに限らず海外ドラマで日本人役でもアジア人という括りにされて細かく描写されていない事が殆どですが(どう見ても中国人だったり韓国人だったり…)この作品は見事に日本人や侍っていうイメージに何の違和感もなく敵である蒙古(モンゴル人)もこんなイメージだなっていうのが正しく描写されている事に驚きました。
それだけじゃなく武士道という考えや侍の死に様をストーリーに反映させる事も、一体どこで学んだのか?!っていうぐらい見事に描き上げている。個人的には新渡戸稲造の武士道に通ずるものがあって参考にして作られたのかなと思った。(開発者は時代劇の大ファンだそう)評価できる部分は多くはあるが1つマイナスなのはステルスゲーでやるにはちょっと単調でイージーすぎるかなと思う。しゃがみ移動でも結構早歩きで足音がすると思うが気付く事なく闇討ちで簡単に倒せてしまう。どうやって闇討ちしようかという工夫があれば面白いのだけど。ちなみにしゃがみは出来るが伏せは出来ないです。
あとはボタン配置がちょっと独自なので配置変更があれば良かった。敵が強くて倒せないって思ってる方が居るかも知れないが
一応コツとしては
剣を持ってる敵には回避より受け流ししてから攻撃が良いです。回避してから畳み掛けるように攻撃すると2段目3段目振りかかってきて、こちらの攻撃が間に合わなくなりダメージを受けます。
槍相手にはチュートリアル通りに防御より回避(技で受け流せるのを習得すればいいですが習得するまでは回避推奨)
鈍器持った太っちょには回避してから畳み掛けるように連続攻撃するのでは無く1回攻撃してまた回避の繰り返し。連続斬っても仰け反らないアーマー持ちです。落ち着いてやれば攻撃パターンが分かるようになります。日本語音声では何の違和感もなく武士の言葉遣いだなと思いますが現代ではちょっと聞き慣れないような言葉を発する事もあるので何となく意味は分かるが日本語音声+字幕で追ってみるのも良いです。
元寇の侵攻という史実を元に主人公のストーリーを加えたフィクションとは言え歴史や鎌倉時代の特有の鎧、風情をよく勉強してるなぁと感心しました。良く出来た作品でビックリしました。
- このレヴュータイトルに釣られてきた貴方。もう既に対馬に向かう船に乗っているだろう。
思い出すんだ。子供の頃、棒切れや工作用紙を丸めて友達とチャンバラしたあの頃の事を。時代劇のチャンバラを見て、興奮した少年時代を!
『刀』と『脇差』二つのみで、多勢の悪党どもを成敗する『侍』・・・・憧れた筈だ?
派手な魔法や、遠距離でエイムを合わせなければならない煩わしさは一切ない・・。あるのは己の身命預けたる『刀』と磨き上げた技量・・そして、手に入れた技のみ!
余分なBGMなど無い。対馬を流れる風の音・・そして、尺八や琴の調べのみ。それが寂しいなら、手を出さないでいてくれ。
これは虚飾を廃した『侍』の物語・・・。
システム的な講釈は、他のレビュアーに譲るとして。此処まで『侍』として歩んだ感想・・・。
いい・・とってもイイです!!雰囲気、剣戟の音、バッサリの後の一瞬遅れて斃れる『蒙古』・・・。なぜ?こんな素晴らしいゲームが海外の会社から出たのだろう・・?いや、海外の方達だからこそ素晴らしいチャンバラになったのだろう。もし、日本であれば。此処が違う、あの歴史認証は・・・などなど・・雑音だらけになるだろう。まぁいい・・・もう一度尋ねよう『侍』よ?貴方はチャンバラが好きか?
好きならば・・・・その手にこの『刀』を持つべきだ!
いまこそ『武士』(もののふ)となるのだ!!でも、『忍者』プレイも出来るのは・・・内緒だw
☆5レビュー
- 作品の雰囲気からフロム・ソフトウェアの『SEKIRO:SHADOWS DIE TWICE』と比較されがちなゲームかもしれないが、本作は王道なオープンワールドRPGであり、根本的にジャンルが異なる。戦闘も死にゲーではない。
本作のプレイ感を手っ取り早く表現するなら、「和風版ウィッチャー」と言えるだろうか。【歴史に想像力を吹き込んだストーリー】
本作は日本の有名な歴史的事件「蒙古襲来」、その中の「文永の役」をストーリーの基軸にしている。
蒙古襲来といえば日本人なら義務教育過程で必ず教わる史実だが、しかしながら実態としては「文永の役」と「弘安の役」をセットで、その二回とも「神風」(台風)が吹いて勝利した、程度の極めて雑な教わり方で終わってしまった方も多いのではないだろうか。しかし、蒙古襲来は文永の役と弘安の役では内容がかなり異なる。
二回目の侵攻である弘安の役では、日本側も万全の防戦態勢を敷いており、元軍(朝鮮から進軍した東路軍。約4万)は石築地(いしついじ)に阻まれて博多に上陸さえできず、博多湾で立ち往生。そこに後続軍(侵略した南宋の職業軍人を吸収して編成された江南軍。約10万)が合流するも、折悪しく台風が直撃し船団は壊滅、多くの溺死者を出しつつ撤退した。当時世界最強ともいえる陸戦力を有していたモンゴル帝国だが、弘安の役では得意の地上戦に持ち込めず、文字通り手も足も出なかったのである。そこにきて台風という不運はあったものの、台風が来なくてもおそらく日本側の勝利は揺るがなかったと思われる。
対して最初の侵攻である文永の役は、惨憺たるものだった。
日本は蒙古からの度重なる書状や使節を黙殺、1271年に三別抄(高麗のレジスタンス)から救援要請の牒状を受け取るも、国際感覚の鈍い朝廷の公卿たちは字義の解釈に徒に時間を空費し、挙げ句は無視。結果として1272年に三別抄は敗北してしまう。その間にも鎌倉幕府は九州防衛を本格化させるが、なにぶん元軍についての情報がほとんどない。
1274年10月5日、元・高麗連合軍3万余は対馬西岸の佐須浦に来襲し、浦を焼き払い壱岐も制圧、10月20日には博多湾から上陸した。日本は元軍の火器や集団戦法に苦戦し、太宰府まで退却。蒙古側の圧倒的優勢の中、日本側は惨敗を覚悟したが、夜が明けると不思議なことに蒙古の船団は忽然と消え失せていた。
このとき京都では「俄に逆風が吹き来たり、蒙古を本国に吹き帰した」という噂が起こったが、これにははっきりとした根拠がない。
元側の資料を見ても撤退の確実な根拠は分からず、つまり文永の役では「神風」の具体的根拠がなく、真相は謎に包まれているのである。本作はこの文永の役の謎に目をつけ、冥府より蘇った戦士「冥人(くろうど)」として対馬奪還のために戦う境井仁(さかい・じん)の活躍を描く。「神風」の伝説に因んでか、仁は「誘い風」を巻き起こす力を持つ。
当然、境井や志村(実在した対馬の地頭代である宗助国がモデル)、コトゥン・ハーンといった主な登場人物は実在の人物ではなく、ストーリーの大部分はフィクションである(例えば志村が囚われの身となった金田城は鎌倉時代当時は既に廃城になっていた)。が、元寇がフィクションの題材になることは珍しく、このような設定の目の付け所はとても面白い(文永の役を題材にした作品は他に『アンゴルモア 元寇合戦記』がある)。
他にも武士の着る甲冑(大鎧)、蒙古の兵装など、当時の歴史資料から見ても違和感が少なく(コトゥン・ハーンの甲冑だけはかなり大仰に描かれていると思う)、かなり歴史を研究していると思われる。
ただ、仁が使う刀については、開発スタッフの日本刀リスペクトから、現実に鎌倉時代で一般的だった「太刀」あるいは「大太刀」ではなく、敢えて一般的な日本刀のイメージである「打刀」にしているとのこと(ただし脇差はなく、そこはしっかり短刀になっている)。
そのせいか携帯の仕方も紐で吊り下げる本来の「佩刀」ではなく、腰帯に差す戦国時代や江戸時代の「帯刀」方式になっている。
その他、武士たちの平服も鎌倉時代のものではなく戦国時代以降のものとなっているなど、「武士道」周りの表現は海外ウケを狙って現実の歴史に則したものではなく、イメージ優先になっているようだ。【日本映画リスペクトが感じられるカメラワークや戦闘演出】
バトルは『ウィッチャー3 ワイルドハント』のような比較的シンプルなアクション要素による戦闘。
直前ガードによる受け流しや相手の態勢を崩す強打、近距離の飛道具を駆使して戦っていく。それに加えて遠距離からの狙撃や闇討によるステルスキルも可能。回復(いわゆる回復アイテムは存在しない)や特別な技の使用には「気力」を消費する。また、『仁王』のような近接戦の型が存在し、切り替えることで△ボタンによる強打攻撃のパターンが変わる。型によってガードを崩しやすい敵の種類が違うので、相手に応じて素早く型を切り替えて戦うのが接近戦のコツだ(もっとも、スキル強化次第では型を気にせず□の速打攻撃のみでも戦えるようにはなる)。
戦闘難易度は三段階から選べる(いつでも変更可能)が、全体的に死にゲー的な要素はなく、そこまで難易度は高くない。
が、敵もこちらの攻撃をしっかりガードしたりするので、ボタン連打で勝てるほど甘くはない。タイミングを計っての受け流しや強攻撃によるガード崩し、敵のガード不能攻撃はしっかり回避するなど、きちんと敵の動きを見極めて冷静に戦う必要がある。なお、敵の動きはわかりやすく、受け流しや回避のタイミングはシビアではない(スキルによって可能になる弾き→斬り返しや直前回避→後の先の入力は受け流しと比べてかなりシビア)。通常の敵との一対一の戦いなら苦戦することはないだろう。
このゲーム独特なのは条件を満たしたときに選択可能な「一騎討ち」。
戦闘開始前に敵の一人と果し合い、タイミングよく抜き打ちすることで敵を一刀両断、気力まで回復できる(スキル強化で五人まで連殺可能になる)。
その時のカメラワークといい抜刀や敵の斃れる演出といい、随所に日本の時代劇映画リスペクトが感じられる。その証左に「黒澤モード」という画面モードがあり、それを選ぶと画面が白黒になりフィルムノイズのエフェクトも発生するなど、古き良き日本の時代劇映画らしい演出を更に楽しめる。
一騎討ちで敵を正面から撃ち破る以外にも、番兵を闇討ちやヘッドショットで暗殺しつつ敵拠点に忍び込み、櫓に身を潜めて一体一体を高所からのヘッドショットで始末していく、といった攻略も可能。
体力が0になると倒れてしまい、その状態で敵に止めを刺されるとゲームオーバーになる(その間に気力を消費して再起できるスキルも存在する)。が、ゲームオーバーになっても直前から再開できるうえ、ロード時間もかなり短い。ゲームオーバーによるストレスは皆無といってもいいだろう。
不満点があるとすれば敵のターゲッティングができないところか。
左スティック+攻撃ボタンで狙った敵への攻撃はできるが、ロックオンができないため戦闘中は自分でカメラを調整しなくてはならない。大きな欠点というほどではないが、地味にストレスだろう。【育成要素は多岐にわたる】
本作ではいわゆるレベルアップによる能力値上昇は存在せず、武具の強化とスキルの習得で戦闘力を上げていくことになる。
武具の強化には各種素材が、スキルの習得にはメインストーリーやクエストをクリアして「冥人の噂」が広まると手に入る「技量」が必要。武具は能力強化以外にも見た目の変更要素があり、形状そのものは変えられないものの、色や模様を変更できる。
防具のうち鎧のみ強化する度に少しずつ見た目も変わっていくが、強化後もいつでも好きな段階の見た目に変更することができる。これは地味にポイントが高い。他にも体力は各地で見つかる温泉に入ることで、気力は各地で見つかる稽古台での試し斬りを成功させることで、それぞれ最大値をアップさせることができる(この二つは冥人の噂の段階が上がることでも上昇する)。
守りと攻めの武士の技、探索能力の強化、近接戦の型、冥人の暗器術、回復や一騎討ち・弓術や闇討などの兵術の強化など、「技量」で強化できるスキルは多岐にわたる。
「技量」はポンポン手に入るわけではないので、どのスキルを優先的に強化していくかで、プレイヤーの戦い方も変わっていくだろう。
全てのスキルや武具を使わないと攻略できないわけではないので、無理に使い分けをするよりはまず好みのスキルや武具を鍛え上げて自分なりに使いこなせるようにするといいだろう。飽きてきたら他の攻略方法を試す、というのもいいかもしれない。
個人的に使いやすいと思ったものは以下の通り。
・耳澄まし系:「耳澄まし」はいわゆる索敵モードだが、「地獄耳」で広範囲の敵の位置と動きが丸分かりになり、「早足」で索敵しつつ普段と変わらない速さで動けるようになる。真っ先に取得したいスキル。・半弓と長弓:特化すれば敵集団と正面から渡り合うことも可能だが、基本的には隠れながらの狙撃が強い。雑魚も隊長クラスもヘッドショットなら一撃(兜つきの敵は長弓で)。屋根や茂みから狙撃すれば敵に発見されずに倒していける。蒙古の拠点には「矢と針」という矢を大量補給できるポイントが多く配置されているのも利点で、ほぼこれ一本で攻略できるほど。
・煙玉:索敵を強制的に解除できる。逃げるも闇討するも自由自在。敵がけっこう落とすので補給しやすいのもポイント。
・てつはう:強化すれば遠距離から敵集団をまとめて爆殺できる。補給できる機会が多めなのも良い。
・武士の技:接近戦を考えると早めに上げておきたいのが武士の技。ゲームに慣れないうちからの使いやすさとしては防御主体の守りの技を習得するのがよいと思うが、ゲーム後半ではガード不能攻撃を多用する敵が増えるため、長い目で見ると回避主体の攻めの技の方がお勧め。
・一騎討ち:スキルと装備で特化すれば最大5人を連殺できる。残った敵も腰を抜かして逃げることあり。一騎討ちは全ての敵に気付かれるわけではなく、ある一定範囲内の敵のみ寄って来る。なので5人を大きく超える人数を相手にすることは実際には少なく、抜刀に成功しさえすれば意外と安全。
中盤から使用可能になる「冥人の型」の発動条件を満たしやすいのもポイントで、合わせ技で最高8人を瞬殺できる。多少のテクニックは必要だが何より攻略がスピーディになるのが強み。【架空の対馬を再現した、美しいオープンワールド】
オープンワールドは対馬全域で、基本的に見える場所には全て行くことができる。
当時の実際の対馬よりも変化のある景色を楽しめるようにしたとのこと。時間経過による天候や昼夜の変化は当然あり、また天候は装備した笛を奏でることで自由に変えることができる。
なお、PS4 Proだと「高解像度」か「高フレームレート」のパフォーマンスを設定から選択できるが、個人的にはほとんど差を感じることはできなかった(もともと高解像度は4Kモニタ用と思われる)。いずれにしろPS4 Proでは処理落ちの発生はなく、フレームレートも安定している。グラフィックもPS4 Proの方が明らかにクッキリしているので、是非Proでのプレイをお勧めしたい。
戦場となっている対馬ではあるが、黄昏時の空の色や、天候によって様々に変わる雲の表情、世界を暖かく照らす陽の光、寄せては返す波濤、風にそよぐ草花など、自然の描写が息を呑むほど美しい。静謐な美の表現は、どこか映画『ラストサムライ』を思わせる。
色彩も鮮やかで幻想的な美しさに磨きをかけており、これまでで最も美しいと思えるオープンワールドだった。
いかに製作者が日本の風景を愛し、それを画面上で表現しようと苦心したかが伝わってくるようだ。
最近のフォトリアルゲームでは標準装備となった感さえある「フォトモード」も、もちろん搭載。
フィルターやズーム補正・被写界深度・露出補正はもちろん、風向きや風の強さ・雲の位置・時刻・天候・仁の表情など、ほとんどありとあらゆる要素を調整できるので、必ずや満足のゆく一枚を撮ることができるだろう。美しいのは、視覚だけではない。
対馬各地には和歌の詠める絶景スポットがあり、そこで和歌を詠むことで頭防具を入手できるのだが、その和歌が非常に高度なのだ。上の句・中の句・下の句は景色に応じた三つの選択肢の中から選ぶことができ、つまり合計27パターンの中から自分なりの組み合わせの歌を詠えるわけだが、どの組み合わせにしても歌の意味が通るようになっている(最終的な出来不出来はともかく、どの選択が正解、ということは特になく、入手できるアイテムの性能にも影響がない)。
枕詞や掛詞といった技法はもちろんのこと、それぞれに日本的な情緒と味わいがあり、かなりの手間がかかっていそうだ。製作者は和歌の文化をも熱心に研究したに違いない。
欧米で製作されたゲームにこうした和歌が登場することに、新鮮な驚きと衝撃を受けた。
他にも本作には没入感を高めるためにミニマップが存在せず、HUDの代わりに任意で起こせる「誘い風」が目的地の方角を指し示すという、演出上の工夫がある。
一度発見したスポットにはファストトラベルできるが、驚くべきはその読み込みの速さ。オープンワールドRPGとしては、かつてないほど早い。これまでの名だたるオープンワールドゲームに並ぶ、いやそれ以上のグラフィックレベルなのに、衝撃の速さ(筆者はPS4 Proだが、SSDは使っていない)。一体どうやっているのか。
旅の道すがら、村人を襲っている野党の類や蒙古兵と遭遇するのもウィッチャー3と同じだが、マップ上のイベント密度はウィッチャー3よりは少ない。
イベント密度を求める人には、多少物足りないかもしれない。代わりに崖をよじ登ったり木に飛び移ったり屋根を伝ったり、ただ歩くだけではない探索の工夫はHorizon並である。
ちなみに落下ダメージは存在し、あまりにも高所からの落下だと死亡してしまう。が、直前から再開できるしロードも短いので、ストレスはない。【秀逸なローカライズ】
音声・テキストは日本語と英語がそれぞれ選べる。
ローカライズは完璧で、もともと日本で開発したんでしょ?と思えるくらい違和感がない。英語からの直接の翻訳ではニュアンスを伝えることが難しい日本語や古語もふんだんに使われているので、もともと英語版とは別に日本語版テキストを一から作っていると思われる。
『Detoriit:Become Human』や『God of War』の時も思ったが、ソニーブランドのゲームのローカライズの質の良さには安心できる。
ただし、日本語テキストは完璧ながら、台詞のテンポは英語版を基準に作られているため、日本語音声だとかなり早足の掛け合いになっているところが多々ある。人物のリップシンクも英語にしか対応していないので、同じシーンを英語音声と日本語音声で見比べてみると、やはり英語音声の方が自然に映り、日本語音声の方は翻訳物に特有の多少の違和感がある。もっとも、声優陣の演技は申し分ない。
なお、本作のCEROレーティングは最高の「Z」だが、ウィッチャー3などより戦闘でのゴア表現は控えめ。基本的に身体の分離欠損表現はあまりない(一部、特定の条件を満たすと腕が切断されたり首が飛ぶことはある)。
血飛沫のエフェクトもON/OFF切り替え可能。【メインストーリーは約40時間】
開発スタッフによると、メインストーリーだけなら30-40時間程度とのこと。
マップを踏破したりサブクエストを網羅していくと100時間程度のボリュームがある。収集系トロフィーの獲得条件がかなり緩いので、トロコンするだけならもっと短くて済む。ストーリーは演出が巧みで見所が多く、十分面白い。集団で襲い掛かる蒙古兵を前に、武士の誇りを捨てて冥人としての戦法をとらざるをえないのが主人公の葛藤だが、これは正面戦闘だけだと苦戦を強いられるというゲームバランスとよくマッチしている。
仁以外のサブキャラクター達の描写も掘り下げられており、特にその人物の内面を吐露するような味わい深い台詞や演出が多いと感じた。英語と日本語では言葉のニュアンスが異なる台詞も結構あるので、興味がある人は聴き比べてみるといいかも。
強いて難点を挙げるとするなら、サブクエストが拠点解放や村人の救出、足跡を追跡→戦闘など大体パターンがあり、そこまでバリエーションが豊富でないところだろうか。
分岐なども特になく、サブクエストの作り込みという点ではウィッチャー3には及ばないと感じた。【不満点・あるとよかったもの】
・戦闘中のターゲットロックがない
・ステルス要素の出来は凡庸(敵AIのパターンは単純で、SEKIROやHorizonとほぼ同じレベル。その分攻略はしやすい)
・ウィッチャー3の「瞑想」のような、ゲーム中の時刻を自分で調整できる機能がない(夜暗いので朝にしたい等ができない)
・カットシーンのスキップができない
・カットシーンでの会話のテンポが日本語音声とシンクしておらず、非常に駆け足の会話が目立つ
・序盤で選んだ愛着のある馬を終盤で強制的に入れ替えさせられる(これはホント余計だった)
・洋ゲーなので覚悟していたが、美人な女性キャラが皆無(ゆなが『仁王』のお勝くらい美人だったらもっとテンション上がってた)
・New Game+があればもっとよかった【総評】
ゲームとして特段の目新しさはないが、全体的に高水準で、オープンワールドRPGとして完成度が非常に高い。
特にPS4最高峰のグラフィックで描かれた幻想的な対馬の美しさは一見の価値あり。絵・音楽・殺陣・演出、すべてが日本リスペクトに溢れた作品。惜しい点はあるが、どれも評価を大きく下げるほどのものではない。
ロードもかなり早く、芸術点も極めて高い。ローカライズも丁寧。『ウィッチャー3 ワイルドハント』の高評価以来、『Horizon Zero Dawn』や『God of War』など新たなベンチマークとなりうる作品が登場したオープンワールドRPGというジャンルだが、『God of War』がファンタジー系オープンワールドの新たな金字塔なら、この『Ghost of Tsushima』は和風オープンワールドの新たな金字塔だと言える。
そう確実に言えるくらいの実力が本作にはある。
間違いなく2020年GOTY筆頭候補となる一作。 - このゲームは、一言で言えば、戦闘のバランスの奥深さと古代日本の自然美に開発のリソースを注いだハズレのない良作と言えるでしょう。
このゲームの素晴らしさはは、とにかく手つかずの日本古来の自然美が物凄く美しいです!!
ゲームプレイの進行とともに変化する自然そのものの美しさに目を奪われ感動します。また、機能の一部にフォトモードという写真を撮っては、
コレクションしてSNSなどにアップロード出来る便利な機能があるのですが、
自然の風景がメチャクチャ綺麗なおかげでフォトモードが捗ります。
表情や装備を変えたり、風景なども自由に変えられます。本作ゴーストオブツシマは、徹底してリアリティーにこだわっていて、刃物で切られた時のダメージのバランスについてもよく考えられています。その為、ダメージ配分は、プレイヤーも敵キャラもどちらも斬られたら簡単に死ねるいわゆる「死にゲー」なんですが、簡単に死んでも、復活 ⇒ ロードまでのテンポが非常に速いので、ストレス無く、心地よくストーリーに集中してゲームを進められます。そのへんのバランスも素晴らしい出来栄えです!!
戦闘についてですが、操作性も軽く、ジャンプや寸止めフェイントのような高度なキャンセル攻撃が出来ます。w
また、日本刀への尋常ではない細部までのこだわりと日本文化への敬意をもって開発をしたらしく、
攻撃の一斬り一斬りが刃物で切ってるって感じがします。また、戦闘スタイルを武士モードから忍者スタイルに適宜自由に切り替えて攻略が出来ます。
また、個人的に感じた部分ですが、オプションやマップなどのUI画面が
違和感のないように細部まで和風に作り込まれており、純和風でゴージャスな雰囲気で
ゲームの進行や探究心をギンギンに盛り上げてくれます。--- 2020/08/07 追記 ---
一通り装備などを集めて、技もほぼすべて覚えて強化して、
ゲームをやっとついにクリアしました。ちょうどよいボリュームだったと思います。クリア後の感想は、主人公境井仁を象徴とした、日本人の背負う悲哀に満ちたストーリー、憎悪や復讐心を胸に
色々なものを失った悲しみを背負ったヒーロー像がキャラクターやストーリーの奥深さをより一層
豊かなものとして、魅力的なものにしております。アメリカのゲーム会社なのに、日本の『侘び寂びの美的感覚が何たるか?』を真の的を得た様に見事に表現され、
それが時代背景や世界観やストーリーテリングなど全てに共通していて、すべてに合致してハマっています。これは尋常ではないほどのサッカーパンチの侍、日本刀、日本文化へのリスペクトと意思疎通の取れたプロジェクトチームのチームワークにより初めて実現したことなのだと思います。
日本の美しい四季の風景や和のグランドデザインが本当に素晴らしかったです。
最後までゲームプレイを通して、プレイヤーである私の心を打ち感動しました。
ゲーム内では、霧の表現が特に素晴らしく、本当に昔の日本はこんな感じだったと思います - 【好み】10点
【操作性】10点
【システム】10点
【遊びやすさ】10点
【ボリューーム】10点【総合50点/50点満点】
なぜこういうゲームを日本人が作らない!?
日本人こそがこういう侍のオープンワールド
ゲームを作るべきなのに!最高です。もう最高です。
私は刀、特に日本刀が登場するゲームが大好きです。
デッドアイランドやダイイングライトなどで
ずっと日本刀を使い続ける者です。
侍のオープンワールドゲームが出ないかなと
ずっと待ち望んでおったところに
このゲームが発売されたのです。
面白くないわけがない!クリアまで行ってませんが、
とにかく楽しすぎるので、もうレビューしちゃいますね!想像を超えてきますよ。このゲームは。
キャラクターの動きがいいです。
刀で斬る爽快感が素晴らしい。
操作性としてはウィッチャー3に近いような
気もしますね。あそこまでもっさりじゃないので安心して下さい。
結構相手の攻撃のダメージを喰らうので
アクションが苦手な人にとっては序盤が割と死にゲー
に感じるかもしれませんね。
ダークソウルや仁王などプレイしてきた人には
何の問題もないと思います。景色もめちゃくちゃ綺麗ですよ!
高低差もあって探索しがいがあります。
登るときはアンチャーテッドみたいに岩を登ります(^^)
実際の日本はこのゲームみたいに幻想的ではないですけどね。
グラフィックもトップクラスではないとは
思いますが十分満足できる綺麗さです。サイドクエストも豊富にあり、
道端に収集物もたくさん落ちてるので
ファークライなどが好きな人は楽しめると思います。
素材を集めて刀を強化できたりできますし、
熊や鹿や猪といった野生動物もたくさん歩いているので
狩りをして毛皮を入手できます。
ファークライみたいに動物の種類で毛皮は分かれて
ないですけどね。マップも広いですよ~!
目的地までは色んなゲームのように
目印が分かりやすく表示されるわけではなく
風が方向を教えてくれます。
新しいですよね。でも迷子になることはないと思います。
OPTIONボタンできちんと方向は確認できます。スキルもレベルアップするごとに
習得できて、仁を成長させることもできますし、
飛び道具もそのうち使えてきます。ストーリーも登場人物がたくさん出てきて
複雑になるということもなく、分かりやすいです。
蒙古が襲来した対馬が舞台で、
攻め込んできた蒙古軍が敵です。
相手は日本人ではないので容赦なく斬れますね(笑)
そこの設定も素晴らしいと思います。仁王みたいに割と敵が多勢で向かってくることが
多いので、囲まれるとすぐ死にます。
なるべく一人ずつ斬れるように下がりながら
倒していけば大丈夫です。アクション良し。
システム良し。
マップ良し。
探索要素良し。これは絶対買って損はないです。
逆にこれがつまらないんだったら
私はその人に何のゲームを勧めたらいいのか
分からないくらいです。日本が舞台のオープンワールド時代劇ゲーム。
日本男児なら血が熱くたぎること間違いなし。
既に私の中で2020年ナンバーワンゲームが確定しました。
アサシンクリード、ウォッチドッグス、サイバーパンク、
ごめんなさい。絶対買うけどこれには勝てない(^^;)
でも買うね。