今日も仕事でした。看護師のmeganumaとして、精神科の認知症病棟で奮闘中。
勤務先の病棟には中庭があり、患者の部屋とナースステーションがその周りに配置されています。中庭はウッドデッキ風で、晴れた日や完全に乾燥した日には皆さんが楽しめる場所です。
最近は雨が多く、床がなかなか乾かないのが課題ですが、認知症の患者さんにはそんなことは関係ありません。
いつも同じ患者さんとのやりとりが続きます。
患者
「床が乾いてるから鍵を開けてよ。出ていいでしょう。」
看護師
「すいません、まだ湿っている場所があるから、鍵を開けれないんです。」
患者
「湿っている場所を避けて通るから大丈夫だよ!」
看護師
「あなたは大丈夫かもしれませんけど、他の人が滑って転んだりすることもあるので、床が完全に乾かないと鍵を開けれないんです。」
そして、大変なことが始まります!
「じゃあ証拠を見せて!どこに開けれないって書いてあるの?!」
その繰り返しです。
相手が認知症の患者さんだからこそ、柔軟に対応しています。
「分かりました。今から証拠を準備しますので、しばらくお時間をください。それまでテレビの前の席でお待ちいただけますか?」
こうして、患者さんを一旦別の場所に案内します。
すると、驚くべきことが!
その患者さんはしばらくの間、証拠の準備を待っていることを忘れてしまうのです。テレビを見ているうちに…
でもしばらくすると、また同じことを言ってくるんですよね。
毎日の業務、天気に左右されて大変ですが、ユニークなエピソードもあります!
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