“バイオハザード ヴィレッジ”の基本情報
- 発売日:2021.05.08
- ジャンル:アドベンチャー
- クロスレビュー(40点中):38点
(シルバー30~31点、ゴールド32~34点、プラチナ35点以上)
“バイオハザード ヴィレッジ”の内容
プレイステーション5ではじめての「バイオハザード」シリーズにして「バイオハザード8」を意味する一人称視点サバイバルホラー。
以前の作品「バイオハザード7 レジデント イービル」の続編になっており、ベイカー邸でのバイオテロ事件から複数年後がステージとなる。
引き続きイーサン・ウィンターズがメインキャラクター。
BSAA隊長クリス・レッドフィールドに連れ去られた娘を救うため、再び死地へと出向く。
PS4版はPS5版に無料アップグレードができる。
強烈な描写を少なくした「CERO D」バージョンもあり。
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レビュー・評価
ファミ通のクロスレビューとユーザーが投稿したレビューを紹介する。
ファミ通クロスレビューはこちら
ファミ通クロスレビューは引用禁止のため、以下のホームページから内容を読んでほしい。
Amazonに投稿されたレビュー
ファミ通のクロスレビューの評価ではプラチナ殿堂入りとなっており、Amazonに投稿されたレビューと評価の分布は以下のようになっている。
(2021年8月執筆時点)
それでは具体的にどのような口コミがあるのか、☆1~5のレビューをそれぞれ2つずつ紹介する。
ここで紹介したレビュー以外にも多くのレビューが投稿されているので、どのようなレビューがあるのかを自身で確認してほしい。
☆1レビュー
- 普通にやってても10時間以内には終わります。
ホラーというわりには簡単すぎてゲームオーバーになる事はほとんどないため怖くもないです。
怖くもなければアクションゲームとしても地味という、なんとも中途半端なゲームになっています。バイオ4ファン向けにアタッシュケースなんて復活させましたが整理する必要は全然無いという
雑な調整っぷりです。これまた復活したクリア後のマーセナリーズはFPS視点でペチペチ撃つだけ
すごい地味ですぐ飽きました。キャラの追加も無い手抜きっぷりで
昔のようにマーセが流行る事は無いでしょう。 - 確かにグラフィックは綺麗です。
リアル差は、感じられるけどリアルにこだわるなら銃で街灯を撃った時壊れたりしないから何だか変です。ア
イテムや武器はこれまでどうりで新鮮さがなく思っていた程怖くありません。
クリアしていませんが飽きてきました。8作続くのは凄いけどシリーズ物って難しいだろうね?あー多分ゲーム歴30年の私からしたらいろんなゲームやったから飽和状態で飽きるんたろうね?少し時間をおいてからまたプレイしようかなとやめて売る事にしました。
どんなゲームも武器を強化したりしてキャラクターがつよくなるまで時間がかかるのは分かるんだけどその時間がかかるストレスを敵を倒す爽快感で演出してたら飽きずに遊べるじゃないかな?作った人大変だろうけどもっとユーザー視点で作るべきだと思いました。
☆2レビュー
- 前作の7から4年ぶりに発売された今作。
グラフィックは綺麗だし村の雰囲気も凄く良いけれど、個人的に
期待していたホラ-の要素が弱くて残念。正直吸血鬼とかいらない。グロさはあっても恐怖を感じる場面はほとんどなかった・・・。
最後までこれってバイオハザード?って思いながらプレイした。
原点回帰してほしいけれど、これからもこの感じでいくのだとしたら
残念以外の何物でもない(バイオハザードの名を冠していなければ
別ゲームとして楽しめるとは思う)規制内容も事前に発表されていた通りなので、規制なしをプレイしたい
方は北米版を購入されたほうがいいです(日本語字幕あり)。期待値が高かっただけに残念だけど、PS4版をだしてくれたことだけは
良かったと思う。 - ファンタジー要素が強すぎるし、やはりTウィルスとかのゾンビパンデミックが好きでバイオをやってるので、ん〜って感じです。
どうやったらウィルス感染して羽根生えて、魔法使えるの?って感じが強いです。
そして、私はFPSはやっぱり嫌い。RE2や3の様なTPSがいいですね。
ただ、RE3よりはボリュームが有りましたし、クリスが7同様に登場しますので、ストーリーを楽しみたい、理解したい人はやっていいかなと思います。ラストはいかにも続きが有りそうでしたから次回作の為にもバイオが好きならやって損は無いかと。ネタ切れ感は否めないかな。
☆3レビュー
- バイオ全作プレイ済み。
ゲーム的な楽しさなら星4。
バイオとしてみるなら3です。
まず今作は本当に怖くない。やたらビックリ驚かせようとする事はありますが あー、はいはい。って感じまんま4なのは分かるんですがなんかボスをあれだけPVでウリにしてたわりにどいつもアッサリ倒してしまいサクサク進むのが惜しい。
しかもすぐ変身してとりあえず巨大化。
体内の磁力で鉄を操るとか学園都市レベル5かな?
トランスフォーマーの様な機械化。
あのハンマーは一体?今まで以上にSF感が強くなっていて後半は何のゲームをやっているのか分からなくなるし一気にストーリーの謎があれこれ明かされるんですが本当に脚本がひどい。
回収できていない謎が多いのに新たな謎を作り放置し次回を匂わせる
バイク7で原点回帰したのにまた違う方向へ向かうバイオはどこにいくのやら。
パッケージにまでしてるのにクリスの扱いが酷すぎるし、公式がゴリスをネタにするなんて悲しい
14人のお客様がこれが役に立ったと考えています - そしてついに発売日を迎え、早速エンディングまで進めたわけですが、結論から言いますとタイトルにあるように「いろいろな衝撃があった」作品でした。
前作の「バイオ7」がシリーズの源流である恐怖を追求した作品であったのに対し、今作の「バイオ ヴィレッジ 」はよりエンタテインメント性を追求しつつも捻りを加えた作品になります。まず1つ目、ゲームシステムについてお話すると、初代バイオを現代風にアップデートした「7」ではアイテムボックスやセーブルーム、限られたインベントリシステムが特徴的でしたが、今作はまんま
「4」のように拡張可能アタッシュケースや、武器商人といった要素にシフトしており、実質「4」の現代風アップデート版といった感じになります。
しかも武器商人は主人公であるイーサンの武器改造、換金アイテム売却はもちろんのこと、銃弾や爆弾のレシピ作成や村の動物の肉でイーサンの能力を強化する料理を作ってくれたりして、1周しただけではフルコンプすることができないほど要素が多いです。
これによりどの要素を優先するのか、自分のプレイスタイルで選択することができ、ゲームとしての自由度が上がりました。
また、クリア特典を含めた武器に関しても前作から増えており、周回しがいがあります。
「7」のアイソレートビュー(FPS視点)で「4」みたいな感じって中々難しいのでは?と思うところだとありますが、実際にプレイしてみると非常に丁寧な調整がされており、徐々に慣れていけるようなちょうどいい感じです。次にストーリーやキャラクター、世界観についてです。
「アメリカ南部の片田舎にある館」という70~80年代のホラー映画を彷彿とさせる舞台設定で、サバイバルホラーと家族というテーマを徹底したスポットを当てて描き切った前作に対し、今作は「東欧の閉ざされた村」というロケーション、拐われた娘ローズを探すイーサンと歴代バイオの主人公クリスを取り巻く事件が描かれています。
今作の敵はミランダという謎の仮面を着けた女性をボス格とし、4人の貴族たちがイーサンの前に立ち塞がります。
特筆すべきなのは4貴族の特徴的なキャラクター性です。
見上げるような長身に妖艶な貴婦人ドミトレスク、グラサンと巨大なハンマーがイカす技師ハイゼンベルグ、
半魚人のような醜悪な怪人モロー、不気味な人形アンジーを操る人形使いベネヴィエント。。。
彼らそれぞれが非常に個性的で、強烈なインパクトを見るものに与えてくれます。
前作のジャックやマーガレット、ルーカスたちベイカー家も非常にキャラが立っていましたが、今作のキャラクターはゴシック風のモンスターのイメージも入っており、とても魅力的です。
特に僕はドミトレスクに一目惚れしました(笑)「RE2」のタイラントや「RE3」のネメシスよりも圧倒的に背が高いのですが、REエンジンで再現された美魔女の妖艶さは危険だとわかっていても近づきたくなる不思議な魅力があります(笑)
あまり書いてしまうと18禁的な内容になってしまうので控えますが、個人的には3人の娘たちより断然好みです(笑)
彼女のテリトリーであるドミトレスク城もリメイク版の「バイオ1」や「コードベロニカ」を連想させる仕掛けが施されていたりして非常に印象深かったです。
他のモロー湖やハイゼンベルグ工場はここではあえて語りませんが、これからプレイする人で怖いのがダメな場合、ベネビエント邸だけは覚悟しておいてくださいね(笑)
あそこだけは本当におぞましかったです。。。
物語的には「7」に関連することが多いため、前作をプレイしていれば十分ですが、「7」以前のバイオシリーズをプレイしていると多くのニヤリとするポイントがあるため、より楽しめます。では最後に良かった点と悪かった点を述べていきます。
*良かった点
1.前作を超えるボリューム。マーセナリーズが収録されているのは非常に嬉しいです。
2.怖いところは普通に怖い。特にドミトレスク城とベネビエント邸。
3.前作よりもクリーチャーの種類が増えた。
4.クリア特典の多さ。周回するモチベーションになります。
5.4貴族たちのデザイン、キャラクター性。
6.前作から更に進化した美麗なグラフィック。特にドミトレスク城は実際に豪華絢爛な城に足を踏み入れたかのような没入感がありました。
7.探索要素、「バイオ5」以来の武器改造。悪かった点。。。
1.ネタバレになるため詳しくは書きませんが、一部のクリーチャーのデザインが微妙。これは前作でも顕著でした。
2.後半がやや短調。バイオは基本いつもですが。。。
3.ストーリーが前作に比較すると説明不足。
4.エンタテインメント性が強くなったため恐怖シーンが少なめになった点。バイオとしては悪くないのですが、ホラーゲームとしては中途半端だと感じました。
5.ただ歩くだけのシーンがいくつかあること。これムービーでよくない?という場面も散見されました。総評として、個人的な好みとしてはスケールが小さいながらも原点回帰を掲げ、ホラーとして完成度の高かった前作にあと2、3歩及ばずといったところです。
とはいえ、「7」の成功に浮かれず、より面白いバイオを作るんだというカプコンさんのパッションは非常に強く感じられましたし、前作と今作で培ったことを昇華させて次回作に繋げて欲しいとエンディングを迎えた時に思いましたね。
25周年を飾る作品としては非常に満足できる出来でした!
さて、次は2周目を難易度ハードコアで、また邪悪と狂気に満ちる村に行ってきたいと思います!
☆4レビュー
- 待ちに待ったバイオ8です。
一気にやってStandardをクリアしたのでレビュー書きます。■良かった点
①ストーリー
何と言っても本作はストーリーが良かったです。すでに公式でも発表されてますが、一人の男の物語、つまりイーサンの物語が終わります。今回はイーサン視点で家族の物語を描いています。娘を守るためにボロボロになりながら奮闘するイーサンと「家族」と言いながら歪な関係なマザーミランダの対比が物語後半にかけてかなり効いてきます。7の時は感情の起伏やキャラクターが少しわかりにくかったイーサンですが、8ではめちゃくちゃパパしていて人間味が激増しています。
7の伏線回収もしっかり行われ、満足度大でした。なぜイーサンの防御力とHPがあんなに高いのかもちゃんと回収されますよ。②グラフィックと敵キャラ
相変わらずREエンジンがいい仕事してて、グラフィックは間違いなく過去最高です。そして今回は敵キャラも魅力的で、それぞれの関係が少しずつ紐解かれていきます。ドミトレスクの城では性癖ねじ曲がりそうになりますのでご注意ください。■悪かった点
①戦闘
7の操作性そのままなのですが、相変わらず結構もっさりしていて扱いにくいです。ホラーなので爽快感だけ追及しても仕方ないのですが、ここはもう少し改善してもよいかと②敵が硬い
今作は敵がよく動きます。バイオ7では単調な動きだけどフィールドも狭いからとにかく不気味でキモイって感じの敵だったのですが、今回は舞台が広がった分敵が速いし硬いしで大変です。その割に主人公の操作性が前作のままなので、その辺のアンバランスさをかなり感じました。
特に物語で頻繁に登場するライカンですが、引くくらい固いし速いです。Standardならわりといなせましたが、Hardcoreをやり始めるとハンドガンではとても倒せない強敵となってました。
また、この硬さがマーセナリーズでもそのまま生きているため爽快感が皆無です。物語を楽しむストーリーモードならよいのですが、マーセナリーズでもこうなってしまうと楽しさが半減かなと思います。以上です。トータル非常に満足してますが戦闘面は次回作で改善してほしいですね。
- 恐怖の演出やアートなどはとても出来が良いです。
最初は「大して怖くないな…」と思っていましたが中盤に差し掛かるあたりのシナリオは本気で怖かったです。プレイ中断するレベルで。
このシナリオは戦闘が殆どありませんでしたが、かなり精神力を削られました。難易度カジュアルでプレイしましたが楽勝でしたね。他のタイトルをやったことがある人にとってはぬるいかもしれません。
おかげで少し短く感じましたが、探索に時間がかかるので周回する事も考えるなら妥当なボリュームだったのではないかと思います。あと、イーサンが好きな方はもっと彼の事を好きになると思いますよ。
良いゲームでした。
☆5レビュー
- ゲーム部分は文句なしの出来具合、超綺麗な映像により終始ゲームの世界観に入り込んでプレイできました。
RE ENGINEによる映像の綺麗さで言えばカプコンは日本のゲーム会社で唯一世界と戦えるゲーム会社だと思う
お金のかけ方が違います。ゲームのボリュームに関して言えば一般的なゲームよりは少ないもののRe2、Re3、前作の7と比べれば圧倒的に今作の方がボリュームはあります(同じゲームソフトにお金を払うなら数時間でクリアのタイトルよりボリュームのあるタイトルの方が満足しますし)
また今作8は初見で探索じっくりプレイでクリアまで10時間以上かかりました最後に少し不満点を言えばスナイパーライフルを撃った時の爽快感がないのと、前作7が怖かっただけに8はあまり怖くなくそこだけが惜しいなと思いました。
次回作もボリュームのあるシリーズを期待します! - まず本作はバイオハザード7の正当続編であり、7とは密接にストーリーがつながっています。ですが未プレイの方もゲーム開始直後にバイオ7のあらすじを見るかどうか選べるのでそのへんは問題なくプレイできるかと。バイオ1~6に関しても未プレイで問題無いです。
グラフィックに関しては圧倒的に綺麗です。特に人間の肌の質感とか信じられないくらい綺麗。(私の使っているモニターが4K65インチということもありますが)
本ゲームは元々PS5とseriesX用に開発されていたものなのでPS4版も発売されているとはいえ、PS4リマスターとかでは全くないようです。アクションゲーム部分に関しては今回はバイオ7と違い普通にゾンビが出てくるので結構忙しい戦いをしいられると思います。バイオRE2・RE3のゾンビの動きをさらにいやらしくした感じなので、無駄弾も結構でるかも。あとはショットガンが今までのシリーズに比べると少し弱いです。
敵の数に関してはかなり多いですがその分弾薬・回復アイテムも手に入りやすいので高い爽快感が得られます。特に今回敵がショップで使えるゲーム内通貨とか換金アイテムをドロップするのでスルーするくらいなら倒すか・・・なんて選択も今までのシリーズよりは増えるかと思います。
基本操作はバイオ7と全く同じです。プレイ感覚はバイオ4に近いかも。ホラー要素に関しては個人的にバイオ7はPSVRでやったので今回のこのヴィレッジとは比べるべくもないですが、館を歩いているだけで怖かったVRバイオ7と比べるとVRを装備してないのを差し引いても少し恐怖が足りない気がします。どちらかというと、おどろおどろしいというよりビックリ系の演出が多いような・・・。(ビックリしないけど)
アイテム関連に関しては、今回は今まで通り持ち運び制限のある「通常アイテム」(武器・回復・料理素材)・持ち運び制限が無くいくらでも所持可能なキーアイテム・クラフトアイテム・換金アイテムに分かれています。取捨択一を楽しむのがバイオの醍醐味なのでこの辺は薄まった感がありますが、今回は広いマップをいったりきたりすることが多いので個人的にはストレスも減ったし気に入ってる仕様です。(通常アイテムの所持上限も高めの上、拡張が可能)
あと今回アイテムが天井に配置されてることがあるので中々マップが探索済みにならず、この辺は少しイライラするかも。(天井や壁に光ってるキラキラを撃つとアイテムが落ちてくる)他にバイオシリーズで本ゲーム独自の仕様といえば、HP赤になってもしばらくすればオレンジに戻ることと、料理(納品システム)くらいかな・・・。料理は永続的にキャラを強化できる今までになかったアイテムです。料理素材に関しては所持品を圧迫するので取得したらすぐ納品したほうが良いです。(特に今回はアイテム保管庫が無いので)
料理素材は最初間違えて売却しがちですが、しばらくすると店に納品できるようになるのでそれまで待つと良いでしょう。総評としては、冒頭からショッキングな展開で話しにグイグイ引き込まれるし、グラフィックは恐ろしく綺麗でプレイしてるだけで楽しい!
プレイ感覚も個人的に大好きなバイオ4を彷彿とさせるし、敵の配置・演出も凝ってて文句無しの星5とさせて頂きます。