はじめに
うちにはもうすぐです3歳になる小型犬?がいるのですが、アレルギー体質かもしれないということで、獣医おすすめのドッグフードを与え続けていました。
しかし、ひょんな事からアレルギーではないことが発覚し、餌を変更することを考えました。
これまで与えていた餌はなかなか高かったので、安いものにしようと考えたのですが、安いだけでは怖いなと思いました。
そこで「安くても、安心して与えられるような食事の選び方」について私なりにいろいろ調べてみましたので、今回はその内容を紹介したいと思います。
ドッグフードの成分を理解しよう
1. 肉や魚がメインのフードを選ぶ
ドッグフードの原材料表記に肉や魚がメインのフードは、限りなく肉食に近いわんちゃんにとって消化がしやすく、健康を維持しやすい食事です。
主原料(原材料表記の先頭)が「チキン」「サーモン」などの動物性タンパク質になっているフードを選びましょう。
動物性タンパク質の効果:
- 消化しやすい…消化不良になりにくく、皮膚のかゆみや涙やけなどのトラブルをおこしづらい
- 筋肉をつくる…筋肉の発達が促され、関節の病気になりづらい
- 毛ヅヤを維持する…皮膚や被毛はタンパク質から構成されるため
安価なフードは、「小麦」や「穀類」など炭水化物が主原料のものが多く、わんちゃんによっては太りやすくなってしまったり、消化しづらいことがあります。痩せ気味やドッグスポーツをしている子にはいいですが、肥満予防を心がけたいわんちゃんなどには、少し価格が上がっても動物性タンパク質が主原料のものを選ぶのがおすすめです。
2. 食材名が分かりやすいフードを選ぶ
ドッグフードの原材料表記が分かりやすいフードは、品質の良さやメーカーのこだわりが期待できます。
特に、わんちゃんの健康に重要な「タンパク質」と「オイル」は、どんな食材が使われているのか明確なものを選びましょう。
原材料の見極め方:
- 「タンパク質」
- OK…肉類(チキン、ターキー)、チキンミール、ラム など
- NG…肉類、肉副産物 など
- 「オイル」
- OK…鶏脂肪、サーモンオイル、亜麻仁油 など
- NG…動物性脂肪、動物性油脂 など
安いフードの表示を見ると、「肉類」や「動物性油脂」などの表記が多い傾向があったため、低品質な食材である可能性も捨てきれません。質の悪いオイルで皮膚病やアトピーが悪化することも多いので、健康維持のためには品質不明の表記はできるかぎり避けることをおすすめします。また、愛犬に食物アレルギーがある場合は、アレルゲンとなる食材が使用されていないか確認するためにも、食材名は明確でわかりやすいものが安心です。
3. 着色料や甘味料は避ける
安価なドッグフードには人工添加物が多く配合される傾向があります。人工添加物の過剰摂取はわんちゃんの胃腸に負担をかけることもあるため、最低限、犬の健康に不要である着色料や甘味料は不使用のものを選びましょう。
着色料や甘味料は、購入者である飼い主さんの気を引くためや、食いつきをよくするためのものです。わんちゃんの健康には無意味であり、原材料の品質が良ければ必要ない添加物とも言えます。
不要な添加物の例:
- 二酸化チタン、赤色2号、黄色4号、青色1号、ソルビトール など
また、安全性が懸念されることの多い化学合成の保存料などは、臨床試験でわんちゃんに問題がないとされる量しか配合されていないため過度に心配する必要はありません。そのため、人工添加物は飼い主さんそれぞれの許容範囲内で避けるようにすればOKですが、予算の関係などで迷うことがあれば、まずは着色料や甘味料などが無添加のものを選んでみるといいですよ。
4. 年齢や体の大きさに合ったものを選ぶ
ドッグフードには、年齢別(子犬用・成犬用など)や犬種別(小型犬用など)で販売されているものがあります。それぞれ、
・年齢にあった栄養素が補いやすい
・体の大きさに合った粒で食べやすい
・購入しやすい容量が販売されている
などのメリットがあるため、愛犬に合わせて選ぶと、長く与え続けられるようなパフォーマンスのいいものが見つかりやすくなります。
信頼性のあるメーカーを選ぼう
1. メーカーの歴史と評判
メーカーの選択において、その歴史と評判は非常に重要です。メーカーが長い歴史を持ち、一貫して高品質な製品を提供してきた場合、それは信頼性の証拠です。また、他の飼い主たちや専門家からの評判も確認しましょう。良い製品を提供しているメーカーは、多くの肯定的な評判を持っています。
2. 製造基準と品質管理
信頼性のあるメーカーは、製造基準と品質管理に厳格な基準を持っています。これにより、製品の品質と安全性が確保されます。メーカーは、原材料の選定から生産プロセスまでを慎重に管理し、品質を一貫して維持します。
品質管理には、以下の要素が含まれます:
- 原材料の品質チェック:メーカーは原材料の品質を検査し、安全で栄養価の高いものを選定します。
- 生産プロセスの監視:製造中に生じる潜在的なリスクを軽減し、一貫性のある製品を作るために、生産プロセスは厳密に監視されます。
- 製品テスト:製品は独立したラボでテストされ、品質と安全性が確認されます。
- 品質保証:信頼性のあるメーカーは、製品に品質保証を提供し、不良品の場合の対応策を明確にします。
これらの要素は、選ぶべきメーカーの信頼性を判断する際に非常に重要です。信頼性のあるメーカーは、愛犬の健康と幸福を最優先に考え、高品質な製品を提供します。
ドッグフードのタイプを検討しよう
ドッグフードを選ぶ際には、さまざまなタイプのフードが市場に提供されています。どのタイプを選ぶかは、愛犬の健康や好みに合わせて考えるべき重要な決定です。
1. フードの形状
ドッグフードは一般的に以下の形状で提供されます:
- ドライフード: 乾燥させた粒状のフードで、保存が容易で経済的です。歯の健康をサポートする効果もあります。
- ウェットフード: 缶詰やパウチに入った湿ったフードで、水分摂取を増やすために良い選択です。味わいが豊かで食べやすいです。
- セミモイストフード: 乾燥フードとウェットフードの中間の湿度を持つフードです。風味が豊かで、愛犬にとっておやつのような食事として人気です。
どの形状を選ぶかは、愛犬の好みや特別なニーズによって異なります。
2. ドッグフードの用途
ドッグフードは、特定の用途に合わせて設計されたものもあります:
- 成犬用: 通常の成犬向けのフードで、成犬の栄養ニーズを満たします。
- 子犬用: 成長中の子犬向けに設計され、必要な栄養素を提供します。
- シニア犬用: 高齢犬向けに設計され、関節の健康や消化をサポートします。
- 特別なダイエット用: フードアレルギーや健康上の問題に対応した特別なダイエット用フードもあります。
愛犬の年齢や特別なニーズに合わせて、適切な用途のフードを選びましょう。
3. 原材料の質
どのタイプのドッグフードを選ぶにせよ、原材料の質が重要です。高品質なタンパク質源や栄養価のある原材料を含むフードを選ぶことは、愛犬の健康に大きく影響します。
以上の要因を考慮して、愛犬に最適なドッグフードのタイプを検討しましょう。
フードアレルギーを考慮しよう
愛犬の食事におけるアレルギーは、彼らの健康と快適さに影響を与える可能性があります。アレルギーについて考慮し、適切な対策を取ることが重要です。
1. アレルギーの兆候
アレルギーを持つ愛犬は、さまざまな兆候を示すことがあります。これらの兆候に注意を払いましょう:
- かゆみと皮膚のトラブル: アレルギー反応により、かゆみ、皮膚の発赤、湿疹、耳のかゆみなどが現れることがあります。
- 消化器の問題: アレルギーが胃腸に影響を及ぼすことがあり、嘔吐や下痢などの消化器症状が現れることがあります。
- 慢性の耳や肛門周りのかゆみ: これらの部位のかゆみは食物アレルギーの兆候として見られることがあります。
- 顔や足の周りのかゆみ: 顔や足の周りにかゆみが現れることもあります。
- 咳やくしゃみ: 呼吸器のアレルギー反応がある場合、咳やくしゃみが見られることがあります。
アレルギーの兆候がある場合、獣医師に相談し、適切な診断と治療を受けることが重要です。
2. アレルギー対応フードの選択
アレルギーが確認された場合、アレルギー対応の特別なドッグフードを検討することがあります。以下は、アレルギー対応フードの選択に関するポイントです:
- 限定成分フード: アレルギーを引き起こす可能性のある食材を避けるため、特定の動物性タンパク質や炭水化物を使用した限定成分フードを選びましょう。
- ハイドロライズドプロテインフード: タンパク質を小さな部分に分解することでアレルギー反応を軽減する、ハイドロライズドプロテインフードも利用できます。
- 凝縮フード: 少量で高い栄養価を提供し、アレルギー反応のリスクを低減するための凝縮フードを選ぶことができます。
- 処方食: 獣医師の指導のもと、特定のアレルギーに対応するための処方食を検討することも重要です。
アレルギー対応フードの選択には、獣医師の助言を仰ぐことが重要です。アレルギーに対処するために、適切な食事プランを確立しましょう。
終りに
今回の記事が、何かしらお役にたつことができたでしょうか。
私はすでに次の食事をお願いしていますが、次の記事では、具体的にオススメのドッグフードを紹介したいと思いますので、もしよかったら参考にしてみてください。
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