PS4本体の種類と特徴。
種類の違いを分かりやすく比較。
PS4本体のおすすめの選び方。
PS4本体 が発売されてもう数年が経過し、バージョンアップしながらいろんな種類のPS4が販売されています。
現在の 主流はスリムタイプのCHU2000と最高の機能をもつPro CHU7000 ですが、それより以前の機種も中古販売などされています。
種類が豊富なPS4ですが、それゆえにどれを選んでいいか迷ってしまうこともあると思いますが、それぞれの種類の特徴や違いを理解することで、どの種類のPS4を購入すればいいのかが明確になってきます。
一番高価なPS4を購入すればまず問題ありませんが、その 機能を活かせない環境 もあったりします。自分のプレイスタイルに合わせた本体選びができるように、参考にしてください。
そもそもPS4とはどんなものなのか
まずはPS4がどんなものなのか・どんなことが楽しめるのかを確認してみましょう。
PS4とPS3の違いを徹底調査。PS4の性能と実装された新機能は?
臨場感溢れるゲーム体験を
PS4はSONYが開発・生産しているゲーム機本体で、高い描写力と処理性能により臨場感に溢れるビジュアル・深い没入感のあるゲームを楽しめるものです。
これまでもオンラインプレイは楽しめていましたが、PS4はとくにオンラインゲームに特化した内容となっており、オンライン専用のゲームも多くあります。
SNSへの投稿やシェアプレイも
コントローラーにある SHAREボタン ひとつで自分のゲームプレイのスクリーンショットや動画を撮影してSNSに投稿することができますし、 1人では難しい場面はオンライン上のシェアプレイで協力を得る こともできます。
PS4はインターネット接続で遊び方が広がる。ネット環境で出来ること
豊富なオンラインサービス
オンラインゲームだけではなく、オンラインでの映画・ビデオの視聴や音楽の聴き放題も楽しむことができます。
ゲームソフトを持っていない・ダウンロードしていなくてもストリーミングしながら遊べるサービスもあるなど、これまでにはなかった楽しみ方もできるようになりました。
PS4本体のラインナップ・全種類を紹介
PS4は2013年の11月15日に販売が開始されて既に数年が経過しましたが、その過程でやはりPS4も新たなバージョンが出ています。
どのような機種があり、どのような進化・変化があったのかをチェック していきましょう。
初代PS4。CHU-1000シリーズ(生産終了)の特徴
CHU-1000シリーズはなんといっても 初めて発売された初代PS4 といった肩書が魅力でしょう。
PS3の初期型と同様にタッチセンサータイプの電源・ディスクイジェクトスイッチが採用され、スロットローディング方式も採用されています。
スロットローディング方式とは、ディスクを挿入口に軽く挿すだけで自動的に本体内部に引き込んでくれる機能のことです。
CHU-1000の本体情報
CHU-1000の本体製品情報は以下の通りです。
CHU1000ではHDDは500GBだけしかありませんでした。
CHU-1100シリーズの本体情報。特徴とCHU1000からの進化
CHU-1100シリーズの本体情報は次の通りです。
本体性能としては CHU1000とCHU1100との違いはとくにはありません。
CHU1100では、CHU1000初期版で発見されたエラー・バグなどを改善されて製造された機種です。
CHU1100でもHDDは500GBのみです。
CHU-1200シリーズの本体情報。特徴とCHU1100からの進化
CHU-1100シリーズの本体情報は次の通りです。
CHU1100からCHU1200への進化・特徴としては次のようなものがあります。
- 本体重量が約300g軽量化
- 消費電力が20w少なくなった
- HDDが500GBと1TBで選べる
ゲームをするうえでとくに有意な進化としては HDDが500GBと1TBをえらべるようになった というところでしょう。
ゲームソフトはディスク版のみでスクリーンショットや動画・地デジ番組などを本体に録画しないというのであれば500GBでも充分かもしれません。
しかし、ダウンロード版のゲームを購入したりいろんなコンテンツを利用したり、 PS4の機能を充分に活用したいという人は1TBを選ぶべき でしょう。
薄型・スリムCHU-2000シリーズの本体情報。特徴とCHU1200からの進化
スリムCHU-2000シリーズの本体情報は次の通りです。
CHU-2000の特徴とCHU-1200からの進化は次のようなものがあります。
- 約、幅10㎜・高14㎜・奥行27㎜もコンパクトになった
- 重さは400g軽量化
- 消費電力が65w少なくなった
CHU-2000では1200シリーズに比べて かなり軽量化され、消費電力も大きく減少 しました。重さだけではなくサイズも明らかにコンパクトになりました。
また、これまでのPS4本体に比べて本体価格が5000円程度安くなったので購入しやすい価格となりました。
HDDも500GBと1TBから選ぶことができます。
CHU-2000は改良点だけではなく なくなったもの もあります。
それは光デジタル出力端子がなくなり、ホームシアターなどでの出力ができなくなったところです。
コンパクト・軽量化・安価にするにあたりこういったところが犠牲になっているようです。
2020年現在では2100と2200が発売されています。
2000から2100・2200のスペックの違いはとくにないようで、使用する部品が変更になったことにより型番を変える必要があったのでしょう。
Pro CHU-7000シリーズの本体情報。特徴とCHU2000からの進化
これまで新しいシリーズになる度に軽量化や消費電力カットをしてきたPS4でしたが、必ずしもそうとはかぎりません。
Pro CHU-7000の本体情報は次の通りです。
PS4 Pro(CHU-7000)は、スリムCHU-2000から次のような進化があります。
- GPUが2倍でグラフィックが美しい
- 4K表示対応となりグラフィックがさらに進化
- ブーストモードによりフレームレートが進化
これらがとくに大きな進化ですが、それぞれがどのように進化したのかを解説していきます。
GPUが2倍でグラフィックが美しい
CPUは聞いたことがあるけど 「GPUってなに?」 という人も多いことでしょう。
GPUはグラフィック プロセッシング ユニット(Graphics Processing Unit)のことで、日本語にすると 画像処理装置 とよびます。
つまり 画像処理装置(GPU)が2倍になったことでグラフィックが美しくなった のです。
4K表示対応となりグラフィックがさらに進化
テレビモニターも4Kのものが主流となってきており、PS4でも4K表示対応となりグラフィックがさらに進化しました。
見比べてみなければわからないような場合がほとんどですが、状況によっては4Kのほうが明らかにグラフィックが美しくなるシーンもあることでしょう。
以下の画像は片方が4Kでもう一方が2K表示です。私にはこれを見ただけではどちらが4K表示なのかサッパリ区別がつきません;^_^A
上の画像は向かって左が4Kで右が2K(フルHD)でした。
この画像をさらに拡大したものを見比べてみましょう。
ここまで拡大すると違いが明らかになってきます。先ほどと同様に左が4Kで右が2K表示です。
一般的なテレビに映し出す場合は普段のゲームで違いを感じることはないかもしれませんが、大型テレビなど大画面でゲームをする場合には違いが出てきそうですね。
ブーストモードによりフレームレートが進化
ブースとモードとはPS4の設定画面から設定できるモードで、 フレームレートが向上して高品質なゲームプレイを楽しめる というものです。
全てのゲームにこの機能がついているわけではありませんが、この機能があるゲームをする際にはブースとモードを設定し、さらに滑らかとなった動きを楽しむほうがいいでしょう。
ブーストモードによりフレームレートが進化することでグラフィック・動きが滑らかになりました。
高スペックのPS4 Pro CHU-7000は進化ばかりではない
PS4 Pro CHU-7000は進化ばかりではなく、次のような点でも変化がありました
- 初期型も含め、これまでのPS4で最も大きい
- 初期型も含め、これまでのPS4で最も重い
- 初期型も含め、これまでのPS4で最も消費電力が大きい
- 初期型も含め、これまでのPS4で最も価格が高い
性能が大きく上がったことはうれしいのですが、それによってこのような代償がありました。
持ち運んで遊ぶわけではないので大きさや重さが増えたところでとくに問題となることはないと思います。
消費電力は 初期型CHU1000が250WでスリムCHU2000が165W でした。そして Prp7000シリーズでは310W となっています。
これはスリムタイプのCHU200の約2倍近くです。長時間ゲームを連日するような場合は電気代もかかってきそうです。
ちなみに310w程度の電化製品は冷蔵庫・デスクトップPCなどがあります。
2020年では7100と7200の型番も
2020年現在、Pro7000番台の機種としては7100と7200が出ています。
7100番でのスペックの変化はありませんが、7200番では前機種に比べてスペックの変化が以下のようにありました。
- 100gの軽量化
- 消費電力10W削減
- 初期モデルより静穏化できた
PS4本体、おすすめの選び方
さて、ここまでは今まで販売されてきたPS4本体の種類や性能、そして本体がバージョンアップするごとの変化・進化などを紹介してきました。
ここからは 数ある PS4本体でどれを選べばいいのか 、おすすめの選び方というところを紹介したいと思います。
中古でもいいからとにかく安く遊びたい人
中古なら【古いほうが安い】と思う人もいるかもしれませんが、必ずしもそうとは限りません。
古い機種でいえばCHU-1000ですが、それよりもCHU-2000のほうが新しいのに本体価格が安価なため、ショップによってはCHU2000(スリムタイプ)のほうが安価なこともあります。
安く遊びたいといっても一人暮らしなら電気代も自分で支払わないといけないでしょうし、 総合的に安く遊びたいひとはCHU2000シリーズ がおすすめです。
ソフトもダウンロード版を利用する人
ソフトをダウンロード版を購入・利用する人なら1TBのHDDが選べるスリムCHU2000か、1TBしかないPro7000シリーズを選びましょう。
もしかしたら1TBでも足りないという人もいるかもしれませんが、足りない場合は後付けでHDDを追加できるのでご安心を。
快適に美しい画像で滑らかな描写を楽しみたいなら
快適に美しい画像で滑らかな描写を楽しみたいというなら、もうCHU7000しかありませんね。
4K対応ですし、ブーストモードがあるのでゲームによってはさらに滑らかな動きを楽しむことができます。
画質にはこだわらないが新品本体でゲームを楽しむなら
新品本体でゲームが楽しめればいいということであればCHU2000がおすすめです。
それより古い種類が新品で販売されていることがあるかもしれませんが、わざわざ値段が高い古い機種を新品で購入するメリットはありません。
あとは1TBか500GBか、自分のプレイスタイルで決めましょう。
クリアしたソフトは売る!パッケージ版を購入するなら
クリアしたり飽きてしまったソフトは売るという人も少なくありません。売ったソフトのお金を元手に、次のパッケージ版のゲームを購入したいですよね。
ダウンロード版ならHDDがすぐにいっぱいになりますが、パッケージ版ならHDDもあまり使用しないので500GBあれば十分なケースがほとんどです。
ただし、パッケージ版であってもHDDを使用するので、一度にたくさんのゲームをプレイするなら500GBでは不足する可能性もあります。
基本的にはCHU2000シリーズの500GBでいいと思いますが、データを消したくないというのであればCHU2000の1TBを選びましょう。
もちろんCHU2000より古い機種を購入するメリットはありません。
【追記】2000より古い機種のメリットも
上記で2000番台より古い機種にはメリットがないと書いていましたが、メリットがあることをご指摘いただけました。
2000以前の機種には光端子があり、サラウンドシステムを使いたい人にとってはうってつけの機種です。
また、古い機種ということで中古本体の価格も安くなっており、予算をかけられない人にもおすすめです。
おわりに
PS4本体 の種類は大きく分けるとCHU1000・CHU1200・CHU2000・CHU7000の4種類です。現実的に購入するのであればCHU2000のスリムかCHU7000Proになります。
私の場合は画質にこだわるタイプではないので安価なCHU2000で充分ですが、やはりHDDは念のために1TBを購入しました。
いろいろと書いてきましたが、基本的にはスリムかProで選ぶしかないので、とにかくハイスペックを求めるならPro。普通に遊べればいいのならスリムといった感じになるのでしょうか。
価格も1万くらい違ってくるのも大きいですね。
皆さんのPS4本体選びの参考に慣れていれば幸いです(^^♪